限られた期間だけエアコンを使いたい場面では、信頼できるサービスとして思い浮かべるのがダスキンです。「ダスキンならエアコンもレンタルできるのでは?」と期待している人も多いでしょう。
しかし、ダスキンでレンタルできるのは、実は家庭用の壁掛け型エアコンではなく「スポットクーラー」のみです。壁掛けタイプのエアコンをレンタル出来ると誤解されやすいですが、これは意外な落とし穴です。
この違いを知らずに申し込んでしまうと、「思っていた冷房効果が得られなかった」「設置できなかった」というトラブルに繋がることもあります。エアコンをレンタルするなら、用途や設置環境に合ったサービスを選ぶことが重要です。
この記事では、ダスキンで提供されているスポットクーラーの特徴をはじめ、どんな人に向いていて、逆にどんなケースでは不向きなのかを分かりやすく整理します。さらに、本格的なエアコンをレンタルしたい方におすすめの他社サービスも紹介し、最適な選択ができるようにサポートします。
記事のポイント
- ダスキンでレンタルできるのはエアコンではなくスポットクーラー
- スポットクーラーのメリットとデメリット
- 壁掛けエアコンを借りたい人におすすめのサービス
- 賃貸など設置工事できない人にも便利な選択肢あり
ダスキンのエアコンレンタルサービスとは?
エアコンをレンタルしたいと考えている方の多くが、ダスキンの名前を思い浮かべるのではないでしょうか。全国にサービスを展開し、清掃や家庭用品のレンタルなどで知られるダスキンは、エアコンレンタルの需要にも応えていると思われがちです。
特に、短期間だけ冷房を使いたい方や、工事が難しい住環境の方には魅力的に映るかもしれません。しかし、結論からお伝えすると、ダスキンでレンタルできる冷房機器は、エアコンではなく「スポットクーラー」のみです。
ダスキンで借りられるのはスポットクーラーのみ
現在、ダスキンで提供されている冷房機器はスポットクーラーに限定されています。スポットクーラーとは、工事不要で持ち運びができる簡易冷房機のことで、設置場所を選ばずに使える点が特長です。
例えばイベント会場、仮設の事務所、工場内の一部エリアなど、ピンポイントで冷やしたいときに活躍します。
この機器は、通常のエアコンと異なり、部屋全体を冷やすというより「人や機材がいる場所だけを冷やす」ことに向いています。一般的な家庭の居室全体を快適に保ちたいと考える方には適していません。
ダスキンのエアコンレンタル料金相場
ダスキンのスポットクーラーレンタルは、1日単位から借りられるプランがあります。レンタル料金の目安は、商品や地域によって異なりますが、1泊2日で14,300円のスポットクーラーがあります。
(参照:ダスキンスポットクーラー)
短期利用の場合は日割り計算も可能で、イベントや展示会などの一時的な利用にも対応しています。料金には基本的に配送料も含まれていますが、地域によっては別途費用がかかる場合もあるため、予約時に確認しましょう。
壁掛け型エアコンは取り扱っていない
ダスキンでは、家庭用の壁掛け型エアコンや、ウインドウエアコンのレンタルは行っていません。そのため、一般的な居住空間に設置して、快適に夏を過ごしたいという目的で探している方には、ダスキンのレンタルは適さない選択肢になります。
また、設置に専門工事が必要なエアコンは、取り扱い自体がなく、申込時に誤解しやすいため注意が必要です。ダスキンの公式ページでも、スポットクーラーが紹介されており、壁掛けエアコンの記載はありません。
短期利用やイベント利用には便利
一方で、短期間の利用や一時的な冷房が必要な場面では、スポットクーラーは非常に便利な選択肢です。たとえば、以下のようなケースに最適です:
- 引っ越し直後でエアコンがまだ設置できていないとき
- エアコンが故障して修理までの間の代替として
- イベントや展示会での一時的な使用
- 工場や倉庫の特定エリアのみ冷やしたい場合
室内機設置や工事が必要な人には不向き
工事を伴う通常のエアコンを使いたい方、特に賃貸住宅や長期的に設置したい人にとっては、スポットクーラーでは冷却能力が不足するケースもあります。
特に真夏の35度を超えるような日には、スポットクーラーだけでは部屋全体を冷やすのは難しくなります。冷却性能が限定的であること、排熱や排水の処理が必要であることも理解しておくべきポイントです。
また、マンションや団地などで排熱ダクトの設置が難しい環境では、熱がこもってしまい、逆効果になる場合もあります。室内全体をしっかり冷やしたいという目的であれば、他のレンタルサービスを検討する方が良いでしょう。
このように、ダスキンはスポットクーラーに特化したエアコンレンタルを展開しているため、通常のエアコンをレンタルしたい方は他の選択肢と比較して検討するのが賢明です。
スポットクーラーとは?その特徴と注意点
スポットクーラーとは、部屋全体ではなく、必要な部分だけを冷やすことを目的とした簡易型の冷房機です。エアコンと違い、工事不要で設置が簡単な点が特徴で、特にダスキンなどで取り扱われているエアコンレンタルの代替品として、仮住まいの方やイベント利用など、短期間だけ冷房が必要な人に人気があります。
排熱ダクトが必要な簡易冷房機
スポットクーラーの最大の特徴は、本体から冷風と同時に熱風も出るため、排熱のためのダクトが必要であることです。つまり、冷たい風は正面から出る一方で、背面や側面などからは熱が排出される構造になっています。
この熱をそのまま室内に放出すると、かえって室温が上がってしまうため、排熱用のダクトを使って屋外へ逃がす必要があります。
ダクトの長さや設置位置によって冷却効果は大きく変わるため、設置前には換気のしやすい窓や換気口があるか確認が重要です。特にマンションや団地などでは、ダクトの排出口を確保できないケースもあるため、利用前に設置環境をしっかりチェックすることが大切です。
持ち運び可能でどこでも設置できる
スポットクーラーは、多くの製品にキャスターが付いており、使いたい場所へ簡単に移動できる手軽さが魅力です。コンセントさえあれば、特別な工事は不要で、すぐに使い始めることができます。
たとえば、以下のような使い方が可能です:
- 日中だけ冷やしたい作業スペース
- 夜間だけ暑さが気になる寝室
- 来客時だけ使うリビング
- 臨時のオフィススペース
ダスキンのエアコンレンタルで提供されるスポットクーラーは、こうした「必要なときだけ」「必要な場所だけ」冷房したいニーズにマッチしており、スポット的な用途にとても便利です。
さらに、イベント会場や展示スペース、工場などの限定エリアでの使用にも最適です。全体空調ではカバーしきれない場所への冷房補助として導入されるケースも増えています。
35℃以上の酷暑には不向きな場合も
一方で、スポットクーラーには限界もあります。特に真夏の35℃を超えるような酷暑環境では、冷却能力が追いつかず、十分な効果を得られない可能性があります。
スポットクーラーは局所冷房に特化しているため、広い部屋や空気がこもりやすい場所では、期待した冷却ができない場合もあるのです。
例えば、一般的なスポットクーラーの冷房能力は1.8kWから2.5kW程度ですが、家庭用壁掛けエアコンの能力は同等かそれ以上で、部屋全体を均一に冷やす能力があります。スポットクーラーはピンポイントにしか冷やせないため、身体の一部は冷えるが、他は暑いままということもあります。
定期的な排水や排熱処理が必要
スポットクーラーは、空気を冷やす際に結露が発生するため、本体内に水がたまる仕組みになっています。その水を溜めるタンクが内蔵されており、定期的に排水作業を行う必要があります。
この排水作業を怠ると、以下のような問題が発生します:
- 水があふれて機器が停止する
- 内部で水が腐敗し異臭の原因になる
- 機器の故障につながる可能性がある
また、機種によっては「ノンドレン方式」といって、内部で水を蒸発させて外に排出するタイプもありますが、完全に排水作業が不要というわけではなく、長時間の運転ではタンクの確認が不可欠です。
フィルターの掃除も定期的に行うことで、冷却効率を保つことができます。埃や汚れがフィルターに詰まっていると、風の通りが悪くなり、冷却能力が低下するだけでなく、モーターへの負担も増えて寿命を縮める恐れがあります。
このように、スポットクーラーは簡易的に使える便利な機器ではありますが、使い方を誤ると効果が半減したり、機械の故障に繋がる可能性もあるため、排熱・排水・フィルター清掃の3点は必ず意識して使うことが求められます。
以上の点から、スポットクーラーは、設置工事ができない環境や、短期・局所利用のニーズには非常に適しています。しかし、酷暑日や広い空間、長期的な使用を想定している方には、壁掛け型エアコンなどの設置型冷房の方が向いているかもしれません。用途と環境に合わせて、最適な冷房機器を選ぶことが大切です。
ダスキン以外でエアコンをレンタルできるサービス比較
壁掛け型エアコンを設置して快適な夏を過ごしたい方にとって、ダスキンのスポットクーラーは少し物足りないかもしれません。「部屋全体をしっかり冷やしたい」「見た目もスッキリさせたい」「長期間利用したい」というニーズには、壁掛け型エアコンのレンタルが適しています。
ここでは、そういった希望に応えることができる、おすすめのエアコンレンタルサービスを紹介します。
かして!どっとこむ



「かして!どっとこむ」は、家電レンタルサービスです。全国対応で、賃貸物件や短期利用にも柔軟に対応してくれるのが大きな魅力です。
主なサービス内容:
- 家庭用エアコン(2.2kWタイプ):月額約5,000円〜6,000円(12ヶ月レンタル時)
- 設置工事費込みのプランあり
- 最低レンタル期間は30日から
- 故障時の無料交換対応
- 見積もり無料
特に、「最低レンタル期間は30日から」と短期利用にも対応している点が、急な引越しや短期滞在の方にとって非常に便利です。料金は地域によって多少変動しますが、見積もりは無料で相談可能です。
RentitService(設置工事付きの本格型)
「RentitService(レントイットサービス)」は、法人・個人問わず対応している冷暖房機器の専門レンタルサービスです。こちらでは壁掛け型エアコンの設置工事込みプランを提供しており、エアコン専門業者ならではの丁寧な設置対応が好評です。
主な特徴:
- エアコン本体の種類:2.2kWから4.0kWクラスまで幅広く選択可能
- 冷房だけでなく暖房機能付きの機種も取り扱い
- 家庭用から業務用まで対応
- 料金相場:標準的な6畳用で月額8,000円〜10,000円程度
- 設置工事費は別途必要だが事前見積もり可能
家庭用はもちろん、オフィスや飲食店向けの大型機器も揃っているため、業務利用にも最適です。事前に見積もりを確認できるので予算計画も立てやすいでしょう。
エディオンやアムスの長期プランも
家電量販店の「エディオン」や、レンタル専門会社の「アムス」でも、壁掛け型エアコンの長期レンタルプランが用意されています。
エディオンの特徴:
- 一定期間の契約でエアコンを継続利用可能
- 契約満了時に機器を買い取るオプションあり
- 初期費用を抑えながら最終的に所有できる
アムスの特徴:
- 1年単位の長期契約プランあり
- 家庭用から業務用まで対応
- 月額料金:標準モデルで6,000円〜10,000円
- 故障時の修理費がレンタル代に含まれるプランあり
いずれも、突然のトラブルにも安心して対応できる保証制度が充実しています。長期的な使用を考えている方には、安心感のある選択肢です。
設置可否は事前に確認・相談を
壁掛け型エアコンのレンタルを検討する際には、必ず設置が可能かどうかを事前に確認することが重要です。
特に賃貸住宅の場合は以下の点に注意が必要です:
- 壁に穴を開ける工事が許可されているか
- 電源の位置や容量は適切か
- 室外機の置き場所は確保できるか
- 配管経路に問題はないか
これらの確認は見積もり時に現地調査で行われることが一般的です。相談から設置までに1週間から2週間程度かかることもあり、余裕を持ったスケジュールで申し込むことが大切です。
壁掛け型エアコンをレンタルするサービスは複数あり、それぞれの提供条件や費用、対応エリアに違いがあります。自分の目的と設置環境に合ったサービスを選ぶことで、快適な夏を過ごす準備が整います。
賃貸や仮住まいでのエアコン選びのポイント

賃貸住宅や仮住まいでは、エアコンの設置に制限があることが多く、特に壁に穴を開ける工事や室外機の設置ができないケースが珍しくありません。こうした制約の中で、どういった冷房機器を選べばよいかは、快適に夏を乗り切るための大きなポイントです。
ここでは、エアコン設置が難しい住環境にいる方向けに、押さえておくべき選び方のポイントを解説します。
工事不要の移動式エアコンという選択肢もある
工事ができない環境において、最も現実的な選択肢が移動式エアコンです。これはスポットクーラーとも呼ばれ、ダスキンのエアコンレンタルでも取り扱われている簡易冷房機器です。コンセントに差し込むだけで使える手軽さが特徴で、以下のメリットがあります:
- 室外機が不要で配線・配管工事が不要
- 引っ越しや短期滞在にも対応可能
- 使いたい部屋に移動できる柔軟性
移動式エアコンの価格帯は、購入時で3万円から6万円程度。レンタルの場合は、1週間で5,000円前後から借りられることが多く、1ヶ月契約ではおよそ8,000円から12,000円が相場です。短期的に必要な方にとっては、コスト面でも現実的な選択となります。
排熱ダクトを外に逃がせるような窓付きの部屋であれば、十分な冷却効果を得ることも可能です。使用後は簡単に移動できるため、使いたい部屋を切り替えながら使うこともできます。
賃貸での穴あけ・配管問題に注意
壁掛け型エアコンを設置する場合、壁に配管用の穴を開ける工事が必要になります。しかし、賃貸住宅ではこうした穴あけ工事が禁止されていることが多く、事前に許可を得なければ設置ができません。
賃貸物件でのエアコン設置には以下の制約があることが多いです:
- 壁への穴あけ工事が禁止されている
- 室外機の設置場所が限られている
- 電源の位置や容量に制限がある
- 配線経路の確保が難しい
そのため、壁に傷をつけずに設置できる「窓用エアコン」や「工事不要エアコン」を検討する方が現実的です。窓用エアコンであれば、賃貸物件でも設置が認められることがあり、室外機も不要なので手軽に導入できます。
工事不要のエアコンは取り扱い企業が限られる
賃貸や仮住まいで利用できる工事不要のエアコンは、取り扱っている企業がまだ少ないのが現状です。ダスキンではスポットクーラーのレンタルはありますが、窓用エアコンや移動式エアコンを扱っている業者は限られています。
たとえば、「かして!どっとこむ」では窓用エアコンの取り扱いがありますが、以下の点に注意が必要です:
- 在庫が限られており、夏場は予約が埋まりやすい
- 早めの申込みが重要
- 地域によって対応状況が異なる
また、家電量販店の一部や地域のレンタル業者で工事不要のモデルを扱っている場合もありますが、対応エリアが限られているケースもあります。サービスごとに対応可能地域や料金が異なるため、複数社の条件を比較して選ぶことが大切です。
トラブル回避のために管理会社への確認を
どのような冷房機器を導入する場合でも、賃貸や仮住まいでは必ず管理会社や大家さんへの確認を行うことが大前提です。特に、以下の点についての確認が必要です:
- 配線の取り回しは可能か
- 電源容量は十分か
- 室外機や排熱ダクトの設置場所は確保できるか
- 音や振動による近隣トラブルの可能性はないか
たとえ工事不要のエアコンであっても、音や排気によって隣人トラブルにつながることもあります。たとえば、排熱ダクトを通すために窓を開けて固定する場合、防犯面で不安が残ることもありますし、虫の侵入など別の問題を引き起こすこともあります。
こうした事前の確認や配慮を行うことで、後々のトラブルを防ぎ、安心して冷房機器を導入できます。「許可が取れていない」「設備に不備があった」といった事態を避けるためにも、必ず相談を行いましょう。
賃貸や仮住まいでエアコンを設置するには、制約が多いからこそ、事前の情報収集と選択肢の把握が重要です。移動式や窓用などの工事不要なタイプの冷房機器を活用しながら、住環境とニーズに最適な冷房方法を選びましょう。
エアコンレンタルのメリット・デメリット
エアコンレンタルを必要な期間だけ使いたいという方にとって、レンタルは非常に魅力的な選択肢です。一方で、購入との比較においては注意点もあります。ここでは、エアコンレンタルのメリットとデメリットを整理し、最適な選択をするためのヒントをご紹介します。
必要なときだけ使える柔軟さ
エアコンレンタルの大きな利点は、必要なときにだけ契約して使える柔軟さがあることです。以下のようなシーンに最適です:
- 引っ越しやリフォーム期間中
- イベント出展や臨時営業
- 仮住まいでの短期滞在
- 繁忙期だけの冷房対策
レンタルでは、1日単位、1週間単位、月単位で契約できるプランが多く用意されており、目的や状況に応じて無駄なく利用できます。特に短期での利用では、購入と比べて大きな節約につながる場合があります。
たとえば、ダスキンのエアコンレンタルで提供されるスポットクーラーであれば、1週間で5,000円から、1ヶ月でも8,000円程度で利用可能です。購入の場合は本体価格が3万円から6万円以上になるため、一時的な使用であればレンタルの方が明らかにコストパフォーマンスに優れています。
初期費用を抑えて導入できる
もうひとつのメリットは、初期費用が圧倒的に安く済む点です。エアコンを購入する場合の費用は以下の通りです:
- 本体価格:5万円〜10万円
- 設置工事費:1万円〜3万円
- 電気工事費(必要な場合):1万円〜
- 合計:7万円〜14万円以上
これに対してレンタルであれば、設置費込みのプランでも1万円前後で始められることが多く、初期投資を抑えたい人にとって非常に合理的です。特に学生の一人暮らしや、単身赴任で一時的に生活するような場面では、大きな負担を避けながら快適な生活環境を整えることができます。
また、家電レンタル業者によっては「設置無料キャンペーン」や「配送・回収費込み」のサービスも展開しており、さらに手軽に始められるメリットがあります。
故障時の保証が手厚いサービスも
エアコンの故障は突然起きることがありますが、レンタルの場合は多くのサービスで故障時の対応が手厚く、以下のサポートが含まれています:
- 修理費用無料
- 代替機の提供
- 緊急対応サービス
購入したエアコンが故障した場合、保証期間を過ぎていれば有償修理となり、費用は1万円〜2万円かかることもあります。一方、レンタルでは契約期間中に発生した自然故障や不具合に関しては、無料で修理・交換対応されるケースが多いです。
たとえば「かして!どっとこむ」では、利用中の機器が故障した場合、原則無料で交換品が送られる仕組みがあり、日数も最短で翌日到着という対応の速さが魅力です。
このようなサービスは、特に夏の繁忙期や急な気温上昇の時期に、すぐに冷房を再開できるという点で非常に心強いです。
長期利用では購入より高くなることも
一方で、レンタルには明確なデメリットもあります。長期間使用する場合、レンタル費用の合計が購入価格を上回ってしまう可能性がある点です。
たとえば、月額8,000円のエアコンを1年(12ヶ月)レンタルすると、総額で96,000円になります。同等のスペックのエアコンであれば、本体価格が5万円から7万円、設置工事費込みでも9万円程度で購入できるため、1年以上使うのであれば購入した方がコスト面では有利になる場合が多いです。
さらに、レンタル契約の中には「最低利用期間」や「途中解約違約金」が設定されていることもあるため、契約前にしっかりと条件を確認する必要があります。
また、レンタルでは機種の選択肢が限られる場合もあり、最新モデルや高性能機能付きのエアコンを求めている方にとっては満足度が下がる可能性もあります。
このように、レンタルは短期利用や初期費用の軽減という点では非常に優れていますが、長期的な使用を前提にする場合は、トータルコストと希望する機能をよく比較したうえで、購入も視野に入れるべきです。
目的や使用期間によって最適な選択は変わってきます。短期・低コスト・故障時の安心を重視するならレンタル、長期・高性能・所有を求めるなら購入が適しています。
まとめ
- ダスキンではエアコンではなくスポットクーラーのみレンタル可能
- スポットクーラーは工事不要だが、暑さや排熱処理には注意
- 壁掛けエアコンが必要な人は他社レンタルを検討しよう
- 賃貸・仮住まいなら「工事不要エアコン」やスポット型が便利