介護が必要になったとき、まず考えるのが介護ベッドの準備です。しかし、介護保険が適用されない場合や短期間だけ使いたいとき、購入は高額すぎると感じる方も多いでしょう。
そんなときこそ、自費で安くレンタルする方法を知っておくことが大切です。自費での介護ベッドレンタルは費用面での悩みを解消する選択肢となり得ますが、正しい選び方を知らなければ思わぬ出費につながることもあります。
この記事では、介護ベッドを自費で安くレンタルするためのポイントや選び方のコツ、おすすめの商品を徹底解説します。初心者の方でも分かりやすく、かつ効果的に節約できる情報をお届けします。
介護ベッドを自費でレンタルすると料金はいくら?

介護保険が使えない場合、介護ベッドをレンタルする際にはいくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。特に、費用面や利用シーンに合わせた適切な選択が求められます。
レンタルと購入、どちらが安いか
介護ベッドを利用する際に、購入とレンタルのどちらが安いかを検討することが大切です。
- 短期間利用(〜1年): レンタルが経済的(月額約6,000円〜)
- 長期間利用(3年以上): 購入が割安になるケースも(購入価格:15万円〜40万円)
例えば、レンタル費用が月額1万円の場合、5年間使うと合計60万円のコストとなり、購入よりも割高になる場合があります。
自費レンタルの費用相場
介護ベッドの自費レンタル料金は月額6,000円~2万円程度が相場です。費用はベッドの種類や機能により異なります。
ベッドタイプ | 月額料金相場 |
---|---|
標準型(手動) | 6,000円〜10,000円 |
電動リクライニング機能付き | 12,000円〜18,000円 |
超低床型 | 15,000円〜20,000円 |
特に短期間利用を想定している場合は、シンプルな構造のベッドを選ぶことでコストを抑えられます。
自費レンタルで注意すべきこと
レンタル契約時には、レンタル料以外に発生する費用も確認が必要です。
- 初期費用: 設置料(5,000円〜10,000円)
- 運搬費: 配送料(3,000円〜8,000円)
- 解約時費用: 撤去費用(3,000円〜8,000円)
故障やメンテナンスが含まれているかどうかもチェックしましょう。無料で修理対応してくれる業者を選ぶと安心です。
介護保険が使えないケース
介護保険を利用できるのは、原則として要介護2以上の方です。以下のケースでは自費レンタルが必要になります:
- 要介護1以下の方
- 要支援1・2の方
- 介護認定を受けていない方
- 短期間の一時利用の場合
そのため、利用者の介護度を事前に確認しておくと良いでしょう。
※介護保険のルールは変更されますので、最新のルールをご確認ください。
自費レンタルでも安く借りられる介護ベッド
介護ベッドを自費でレンタルする際、できるだけコストを抑えたいと考える方が多いです。安価でも使いやすい介護ベッドを選ぶためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
月額費用を抑えるための選び方
介護ベッドのレンタル費用を抑えるためには、まず月額料金をしっかり比較することが重要です。
コスト削減のコツ:
- シンプルなモデルを選ぶ(月額6,000円〜8,000円)
- 中古品を検討する(新品の50〜70%程度の料金)
- 長期契約割引を利用する(3ヶ月以上で5〜10%割引あり)
- キャンペーン時期を狙う(年度末や年始に特別割引あり)
特に、短期間の利用であれば、必要最低限の機能に絞ったベッドを選ぶのがおすすめです。なお、契約前に初期費用や解約時のコストも確認しましょう。
機能を絞ってコストカット
介護ベッドの機能が多ければ多いほど、レンタル料金も高くなります。
高くなりがちな機能:
- 超低床機能(床からの高さ20cm以下): +3,000円/月程度
- 自動体位変換機能: +5,000円/月程度
- マットレス一体型: +2,000円/月程度
一方で、リクライニングと高さ調整のみのベッドであれば、月額料金が1万円以下になる場合もあります。
必要な機能を見極め、無駄な機能がついていないシンプルなベッドを選ぶことが大切です。特に、一時的な利用や予算が限られている場合は、基本機能のみのモデルが適しています。
中古レンタルのメリットとデメリット

中古介護ベッドのレンタルは、新品よりも料金が安くなるため、コスト削減に有効です。
メリット:
- 料金が新品の約半額(50〜70%)
- 初期費用が安い場合が多い
- 同じ予算でより高機能なモデルを選べる
デメリット:
- 品質や耐久性が劣るリスク
- 保証期間が短い場合がある
- 故障時の対応が遅いことも
中古品を選ぶ際は、業者がきちんとメンテナンスを行っているかを確認しましょう。「福祉用具専門相談員」が在籍している業者や、定期メンテナンス付きのプランを選ぶと安心です。
複数社を比較して選ぶコツ
介護ベッドのレンタル料金は業者ごとに大きく異なります。そのため、複数のレンタル業者を比較することが必須です。同じ機種でも数千円単位で料金が異なることがあるため、最低3社の見積もりを取りましょう。
比較すべきポイント:
- 月額基本料金
- 設置・撤去費用
- メンテナンス内容と費用
- 緊急時の対応体制
- 解約条件の柔軟性
口コミやレビューをチェックして、業者の評判も確認しておくと安心です。特に「対応が早い」「説明が丁寧」といった評価が多い業者がおすすめです。
介護ベッドレンタル業者の選び方

介護ベッドを扱っている業者は非常に多いため、選定基準を知っておくことが大切です。選び方を誤ると、無駄な費用が発生したり、サポートが不十分で困るケースもあります。ここでは、失敗しないための業者選びのポイントを解説します。
レンタル料の内訳を確認
介護ベッドのレンタル料には、基本料金以外にもさまざまな費用が含まれる場合があります。
確認すべき追加費用:
- 初期設置費用(5,000円〜10,000円)
- 搬入搬出費用(3,000円〜8,000円/回)
- 解約時の違約金(契約残期間の30〜50%)
- オプション料金(サイドレール・マットレスなど)
月額料金だけを見ると安く感じても、これらの追加費用がかさむと予想外に高額になることがあります。契約時には、月額料金に含まれる内容を必ず確認し、オプション料金や追加費用の有無をチェックしましょう。
おすすめ業者例:
- A社:月額9,800円(搬入搬出費用込み)
- B社:月額7,500円+初期費用8,000円(解約金なし)
- C社:月額8,300円(3ヶ月以上契約で初期費用無料)
サポート体制がしっかりしているか
介護ベッドは日常的に使うため、故障や不具合が発生した際にすぐに対応してくれるかが重要です。サポート体制が整っていない業者だと、修理に時間がかかり、介護が困難になるリスクがあります。
確認すべきサポート内容:
- 24時間対応の有無
- 故障時の代替品提供
- 修理費用の負担範囲
- 定期メンテナンスの頻度
特に地域密着型の業者は、緊急時の対応が早い傾向があります。万が一のトラブルに備えて、サポートが迅速な業者を選ぶことが安心です。
試用期間の有無をチェック
介護ベッドは機能や使用感が異なるため、実際に使ってみないとわからない点が多いです。レンタル前に**試用期間(1週間〜2週間)**を提供している業者を選ぶと、実際の使い勝手を確認できて安心です。
試用期間があると、ベッドの高さやリクライニングの角度が適しているかを確認できます。特に、体の不自由さが異なる利用者がいる場合は、試用できると失敗が少なくなります。
一部の業者では、「お試しレンタル」として短期間の特別料金プランを提供していることもあります。長期契約の前にこうしたプランを利用するのも賢明です。
評判や口コミを確認する
レンタル業者選びで重要なのは、他の利用者の評価です。口コミやレビューを確認し、サービスの質やトラブル時の対応をチェックしましょう。
確認すべき評価ポイント:
- 配送・設置の丁寧さ
- スタッフの対応や説明の分かりやすさ
- 故障時の対応スピード
- 解約時の手続きのスムーズさ
インターネットで検索すれば、利用者のリアルな意見を確認できます。口コミサイトやSNSで調査し、★4以上の評価が多い業者を選ぶことで安心感が得られます。
介護ベッドレンタルで気をつけたいポイント
介護ベッドをレンタルした後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、事前にチェックすべきポイントを押さえておきましょう。ここでは、特に注意すべき点を解説します。
設置場所とサイズの確認
介護ベッドは一般的なベッドよりも大きめです。特に電動リクライニング機能がついたタイプは、リクライニング時にさらにスペースが必要になります。
標準的な介護ベッドのサイズ:
- 幅:90〜100cm
- 長さ:195〜210cm
- リクライニング時の必要スペース:ベッド後方に約30cm
レンタル前に実際に設置する場所の寸法を測定し、余裕を持たせたスペースが確保できるか確認しましょう。
また、部屋のレイアウトも見直す必要があります。介護者がベッドの左右両方からアクセスできるか、車椅子や歩行器が通れるかなどもチェックポイントです。狭い部屋に無理に大型ベッドを入れると、介護のしやすさが損なわれるため注意が必要です。
メンテナンスや修理対応
介護ベッドは毎日使用するため、故障が発生するリスクもあります。レンタル契約を結ぶ際には、メンテナンスや修理の対応が含まれているかを確認しておきましょう。
確認すべき修理対応:
- 故障時の対応時間(24時間以内が理想)
- 修理費用の負担(無料か有料か)
- 代替ベッドの提供有無
- 定期メンテナンスの頻度(半年に1回程度が理想)
業者によっては、定期メンテナンスが含まれている場合もあります。定期点検があると、故障リスクを減らせるため安心です。修理が必要になった場合の費用負担についても、契約書で確認しておくと良いでしょう。
解約時の費用と条件
契約期間中に利用者の状況が変わり、レンタルが不要になるケースもあります。解約時に高額な違約金が発生する場合があるため、解約条件をしっかり確認しておくことが大切です。
解約条件の例:
- 1年契約の場合、途中解約は残額の50%を請求
- 3ヶ月以内の解約は1ヶ月分の違約金が発生
- 解約の1ヶ月前までに申し出が必要
例えば、「1年契約で途中解約は残額を一括請求」などの条件がある場合、急に使わなくなった際に大きな負担になります。契約前に、短期利用が可能か、途中解約の条件が緩やかなプランがないかを調べておきましょう。
オプション機能の追加費用
介護ベッドには、マットレスや転落防止柵などのオプション機能が別料金になるケースが多いです。基本料金には含まれていないため、契約時にしっかり確認することが必要です。
主なオプションと料金目安:
- マットレス:月額1,500円〜5,000円
- サイドレール:月額500円〜1,500円/本
- 転落防止柵:月額1,000円〜2,000円
- テーブル:月額500円〜1,500円
特に、体位変換機能や足上げ機能がオプション扱いとなっていることもあります。必要に応じてオプションを追加できるのは便利ですが、費用がかさむ場合があるため、初めからセット料金になっているプランがないか確認しておくと安心です。
契約後に「オプションが必要だった」となってしまうと、後から料金が跳ね上がるケースもあります。契約前に、必要な機能をすべて含めた見積もりを提示してもらうことをおすすめします。
介護ベッドのレンタルが適しているケース
介護ベッドをレンタルするか購入するか迷っている方も多いと思います。レンタルが適しているケースを知っておくと、判断がしやすくなります。ここでは、レンタルが特に有効な場面を解説します。
怪我や病気で一時的に必要な場合
事故や病気などで一時的に介護が必要になった場合、介護ベッドを購入するのはコスト面で無駄が多いです。
レンタルが適している例:
- 骨折や手術後のリハビリ期間(2〜6ヶ月)
- 一時的な入院後の自宅療養
- 短期間の在宅介護
購入価格が数十万円に達することもあり、短期利用では割高です。レンタルなら、月額6,000円~2万円程度で利用できるため、短期間であればレンタルが圧倒的にお得です。特に、リクライニング機能やサイドレールが必要な場合でも、必要な期間だけ借りられるため経済的です。
在宅介護で継続的に使う場合
在宅介護を長期にわたって行う場合でも、レンタルが適しているケースがあります。例えば、要介護度が変わることでベッドの機能が異なる場合です。
レンタルのメリット:
- 要介護度の変化に合わせて機種変更が可能
- メンテナンスや修理の心配がない
- 不要になった時の処分の手間がかからない
初めは簡易的なものが必要だったが、介護度が進むとリクライニングや高さ調整が必要になる場合も多々あります。レンタルなら、状況に応じて機種を変更できるため、長期的に利用する場合でも柔軟に対応できるメリットがあります。購入後に買い替えが必要になるリスクを避けられるため、在宅介護が長期化する可能性がある場合はレンタルがおすすめです。
介護保険が適用されない場合
要介護1や要支援の方など、介護保険が使えないケースではレンタルが有効です。介護保険の適用条件を満たさないと、高額なベッドを購入する必要があり、家計に負担がかかります。
介護保険が適用されない主なケース:
- 要介護1以下または要支援1・2の方
- 介護認定を受けていない方
- 40歳未満の方(特定疾病がある場合を除く)
自費レンタルの場合、負担が少ない月額料金で利用できるため、保険適用外でも手軽に使える点がメリットです。特に、短期間の利用や介護度が軽度の方にとっては、費用面でも効率が良いといえます。
費用を抑えたい家族介護
介護ベッドを購入すると、数十万円以上の出費になることが多く、経済的負担が大きいです。家族介護で費用を抑えたい場合には、レンタルを検討するのが賢明です。
レンタルの経済的メリット:
- 初期費用が少ない(0〜1万円程度)
- 月々の支払いで家計への負担が分散される
- メンテナンス費用が不要のケースが多い
レンタルであれば、月額数千円から利用可能であり、初期費用がかからないプランも多いため、家計にやさしい選択肢です。また、解約時の手続きも簡単で、不要になった際にすぐに返却できる点も便利です。
よくある質問

Q: 介護保険が適用されない場合、月々いくらくらいかかりますか?
A: 介護ベッドの自費レンタルは、基本的な機能のものであれば月額6,000円〜1万円程度、電動リクライニングなどの機能が付いたものでは月額1万円〜2万円程度が相場です。ただし、初期費用や搬入出費用が別途必要な場合もあります。
Q: レンタル期間の最短・最長はどのくらいですか?
A: 多くの業者では最短1ヶ月からレンタル可能です。最長期間は基本的に定められていませんが、長期契約(6ヶ月以上)の場合は割引が適用されるケースが多いです。短期間(数日〜2週間)のレンタルに対応している業者もあります。
Q: 中古の介護ベッドはどれくらい安くなりますか?
A: 中古の介護ベッドは、新品と比較して約30〜50%安くなるケースが多いです。例えば、新品で月額1万円のベッドが、中古では月額5,000円〜7,000円程度でレンタル可能です。
Q: 設置や撤去は自分でもできますか?
A: 介護ベッドは重量があり、電動機能付きのものは特に専門知識が必要なため、自分での設置や撤去は推奨されていません。多くの業者では設置・撤去サービスを提供しています(有料の場合あり)。安全面からも、専門スタッフによる設置をおすすめします。
まとめ
介護ベッドの自費レンタルは、以下のようなメリットがあります:
- コスト削減効果: 短期利用では購入よりも経済的(月額6,000円〜2万円)
- 柔軟性: 状態変化に応じて機種変更が可能
- 手間の削減: メンテナンスや故障時の対応が含まれるケースが多い
- 初期費用の軽減: 高額な購入費用(15万円〜40万円)を避けられる
安価なレンタルを選ぶためには:
- 複数業者(最低3社)の見積もりを比較する
- 機能を必要最低限に絞る
- 中古品や長期契約割引を活用する
- 追加費用(設置費、解約金など)を事前に確認する
使用期間や目的に応じて、適切な選択をすることが重要です。特に要介護度が変わる可能性がある場合や、短期間の利用であれば、レンタルが最適な選択肢となるでしょう。
次のステップ
介護ベッドのレンタルを検討されている方は、以下のステップで進めることをおすすめします:
- 無料見積もりを取る: 複数の業者から見積もりを取得し、料金を比較しましょう
- 実物を見る: 可能であれば、展示場などで実際の製品を確認しましょう
- 試用期間のある業者を選ぶ: お試し期間があると安心です
- 契約内容を細かく確認: 特に解約条件や追加費用について確認しましょう
介護ベッドは、利用者の快適さと介護者の負担軽減に大きく貢献します。自費レンタルを上手に活用して、経済的かつ効果的な介護環境を整えましょう。