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「伸びてきた庭木、自分で剪定できるかな」「業者に頼むといくらかかるんだろう」と迷っている方へ。庭木の剪定を自分でやるか業者に頼むかは、まず木の高さで決まります。この記事では、自分で切る場合の道具代(レンタル料金)と業者の相場、高い所の作業の危険を、公式情報と私自身の経験をもとに比べました。
この記事の結論(2026年10月時点)
- 脚立に乗って届く高さで、枝が細く本数が少ないなら自分で剪定できる。道具は買わなくても、ホームセンターで1日数百円〜2,000円台でレンタルできる
- はしごに登らないと届かない高い木、太い枝、本数が多い場合は業者に頼む。脚立・はしごからの転落事故は、庭木の手入れ中に多く起きている
- 業者の料金は、高さ2〜3mの木で1本あたり平均約3,000円(ミツモアの成約データ)。見積もりでは切った枝の処分まで含むかを確認する
庭木の剪定を自分でできるのは「脚立で届く高さ」まで
自分で剪定するかどうかを分けるのは、費用より高さです。脚立に乗って手が届く高さなら、剪定ばさみや高枝切りばさみで自分で切れます。一方、はしごを木や塀に立てかけて登らないと届かない高さになると、作業の難しさも危険も一気に上がります。
実は私自身、庭の木を自分で剪定しています。松と金木犀と、名前のわからない木の3本で、どれも高さは5〜6mほどあります。3mのはしごに乗っても全然届かない所まで枝が伸びていて、高枝切りばさみとのこぎりで、届く範囲を少しずつ切っています。
1回の作業は1時間くらいが限界です。それ以上続けると腰が痛くなるので、何日かに分けて切っています。高い木を自分で剪定すると、時間も体力も思った以上にかかります。
自分で剪定する場合の道具と費用
剪定ばさみやのこぎりは家にある物で足りることが多いですが、高い所に届く道具や、生垣を刈る電動の道具は持っていない人も多いでしょう。年に1〜2回しか使わないなら、買わずにレンタルする方法があります。コメリでは、剪定に使う道具を次の料金でレンタルできます。
| 道具 | レンタル料(1日) | 向いている作業 |
|---|---|---|
| 6尺脚立 | 780円 | 低い庭木・生垣の剪定 |
| アルミはしご7m(2連) | 1,580円 | 脚立で届かない高い枝 |
| 充電式ヘッジトリマー(刈刃400mm) | 2,580円 | 生垣・植え込みの刈り込み |
| エンジンヘッジトリマー(刈刃600mm) | 2,380円 | 長い生垣の刈り込み(燃料は別売) |
| チェンソー(充電式・エンジン) | 1,980円 | 太い枝・幹を切る(オイル・燃料は別売) |
レンタルできるのはコメリカード会員だけで、1回の予約で最大7日までレンタルできます。刃の交換や燃料の補給は自分で行います。レンタルを行っている店舗は限られていて、東京都・神奈川県・大阪府・兵庫県などには実施店舗がありません(2026年10月確認)。
出典:コメリ公式 電動工具・機械レンタルサービス(2026年10月確認。機種は一例で、店舗によって取り扱いが違います)
私は高枝切りばさみとはしごを、それぞれ5,000円くらいで買いました。ただ、どちらも使うのは年に1回あるかどうかで、ふだんは置き場所をとっています。年1回なら、はしごは買わずにレンタルで十分だったと感じています。はしごや脚立のレンタル方法は、コメリのはしご・脚立レンタルの記事でくわしくまとめています。
はしごの上の作業は危険が大きい
自分で剪定するときに一番気をつけたいのは、脚立やはしごからの転落です。国民生活センターが2019年に公表した調査では、医療機関から寄せられた脚立・はしごの転落事故433件のうち、半数以上の236件が60〜70歳代でした。庭木の手入れ中に転落して、入院が必要になった事例も多く、亡くなった事故も3件ありました。
自分で作業する場合は、次の点を守りましょう。
- 脚立の天板には乗らない・座らない・またがらない
- 脚立の開き止めを確実にロックし、平らで固い地面に立てる
- 一人で作業せず、下で支えてくれる人をつける
- 「あと少し」と無理に手を伸ばさない。届かない枝は残す
出典:国民生活センター 脚立・はしごからの転落事故(2019年)、東京都 脚立の事故に関する注意喚起、NITE はしご・脚立の事故、京都府 消費生活安全センター
切った後の片付けにも時間がかかる
自分で剪定すると、切った枝の処分も自分でやることになります。私の場合、枝を切る作業とは別の日に、枝を細かく切ってごみ袋に詰める作業をしています。1袋分を詰めるのに10〜15分かかり、袋数が多いと半日仕事です。
枝の量を減らすには、ガーデンシュレッダー(粉砕機)をレンタルする方法もあります。枝の処分方法は剪定した枝の処分方法を比べた記事で、粉砕機のレンタル方法はコメリの粉砕機レンタルの記事で紹介しています。
業者に頼んだ場合の料金相場
ミツモアの成約データでは、高さ2〜3mの立ち木の剪定は1本あたり平均2,983円、剪定で出た枝葉のごみ回収は1本あたり平均993円でした。2〜5本をまとめて頼むと、1本あたり平均10%安くなっています。
ただし、松は手入れに手間がかかるため高くなります。ミツモアの見積もりデータ(2022年)では、高さ2〜3mの松が1本15,300〜18,900円、3〜4mの松が24,650〜30,450円でした。木の種類と高さで料金は大きく変わるので、まず見積もりを取って金額を確かめましょう。
見積もりでは、次の3点を確認しておくと、後から追加料金で困りません。
- 切った枝の処分(ごみ回収)が料金に入っているか
- 出張費・駐車場代がかかるか
- 見積もり後に追加料金がかかる条件はあるか
1本から頼める業者:伐採グループ
伐採グループは、剪定・伐採から、切った木の処分まで受け付けている業者です。全国47都道府県が対応エリアで、出張見積もりは無料。木1本から頼めて、料金は剪定・刈り込みが作業45分で1,000円から、最低料金は総額3,000円からです。最初に出した見積もり金額から追加費用はかからないと案内しています。
出典:伐採グループ 公式サイト(2026年10月確認。遠方は出張費、作業が難しい場合は別料金になることがあります)
シルバー人材センターに頼む方法もある
地域のシルバー人材センターでも、庭木の剪定を受け付けているところがあります。ただし、高齢の会員が作業するため、危険な仕事は引き受けていません。高さにも上限があり、たとえば千葉市のシルバー人材センターは、剪定できる植木を高さ3.5mまでとしています。受け付ける作業や料金はセンターごとに違うので、住んでいる地域のセンターに確認しましょう。
出典:千葉市 シルバー人材センターへのご入会とご利用(2026年10月確認)
私も「シルバー人材センターに頼むと安い」と聞いて、電話番号まで調べたことがあります。ただ、うちの木は5〜6mあり、高い所の作業を高齢の方に頼むのは気が引けて、結局頼んでいません。低い生垣や植え込みならシルバー人材センター、はしごが必要な高い木なら業者、と分けて考えるとよいでしょう。
自分でやるか業者に頼むかの判断表
| 庭木の状態 | 合う方法 |
|---|---|
| 脚立で届く高さ、枝が細い、本数が少ない | 自分で剪定する(道具はレンタル) |
| 生垣や植え込みを刈り込みたい | ヘッジトリマーをレンタルして自分で、またはシルバー人材センター |
| はしごに登らないと届かない、4m以上ある | 業者に頼む |
| 松など手入れに技術がいる木 | 業者に見積もりを取る |
| 太い枝・幹を切りたい、木ごと切りたい | 業者に頼む(伐採・処分まで) |
| 切った枝の処分まで手が回らない | 処分込みで業者に頼む |
よくある質問
庭木の剪定は自分でできますか?
脚立で届く高さで、枝が細ければ自分でできます。はしごに登らないと届かない高い木は、転落の危険が大きいので業者に頼みましょう。
庭木の剪定の相場はいくらですか?
ミツモアの成約データでは、高さ2〜3mの立ち木で1本あたり平均2,983円、枝葉のごみ回収は1本あたり平均993円です。松は手間がかかるため、高さ2〜3mでも1万円台になります。
剪定の道具は買った方がいいですか?
年に1〜2回しか使わないなら、レンタルの方が安く、置き場所もいりません。コメリでは、はしご(7m・2連)を1日1,580円、充電式ヘッジトリマーを1日2,580円でレンタルできます。
業者には木1本から頼めますか?
頼めます。伐採グループは木1本から受け付けていて、最低料金は総額3,000円からです。
まとめ
庭木の剪定は、脚立で届く高さなら、道具をレンタルして自分でできます。はしごに登らないと届かない高い木は、転落の危険が大きく、時間も体力もかかります。切った後の片付けまで考えると、高い木は業者に処分込みで頼む方が、結果的に楽で安全です。まずは見積もりを取って、自分でやる手間と比べてみてください。

