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伸びた庭木を自分で切ると、思っていたより多くの枝が出ます。燃えるごみに出すか、自治体に持ち込むか、粉砕機で小さくするか、業者に引き取ってもらうか。どれが合うかは、枝の量と太さ、そして剪定をどのくらいの頻度でするかで決まります。

この記事の結論(2026年10月時点)

  • ごみ袋2〜3袋分までなら、自治体のルールに合わせて燃えるごみに出すのが一番安い
  • 一度に何袋も出るなら、自治体の剪定枝回収や持ち込みを先に調べる。無料で回収している市もある
  • 毎年まとまった量が出て、細い枝が中心なら粉砕機で量を減らす。コメリなら1日1,180円で借りられる(太さ25mmまで)
  • 太い枝が多い、はしごに登る作業がある場合は、剪定から処分まで業者に頼むと手間と危険をまとめて減らせる

剪定した枝の処理・処分方法は5つ

家庭の庭木から出た枝の処分方法を、費用と手間で比べると次のようになります。

方法 費用 手間 向いている量・太さ
燃えるごみに出す ごみ袋代のみ(有料袋の地域は袋代) 袋数の上限があると何週間もかかる 少量・細い枝
自治体の回収・持ち込み 無料〜少額(例:北九州市の持ち込みは10kgあたり100円) 申し込みや運搬が必要 まとまった量・自治体の基準内の太さ
自治体の粉砕機を借りる 無料の例あり(鹿児島市) 粉砕作業と返却が必要 細い枝が大量
ホームセンターで粉砕機を借りる コメリで1日1,180円 店舗への受け取り・返却と粉砕作業 太さ25mmまでの枝が大量
業者に頼む ゴミ回収は1本あたり平均993円(ミツモアの成約データ) 見積もりを取るだけ 太い枝・高い木・剪定も任せたいとき

費用だけを見れば、燃えるごみと自治体の回収が安く済みます。ただし、どちらも枝の長さや太さ、1回に出せる量に決まりがあります。量が多いほど、出せる形に切りそろえる作業と、何回にも分けて出す手間が増えます。

燃えるごみに出す:長さ・太さ・1回の量を先に確認する

多くの自治体で、剪定した枝は燃えるごみ(可燃ごみ)として出せます。ただし、出し方の決まりは自治体ごとにかなり違います。

  • 東京都目黒区:長さ50cmくらいに切り、直径30cm以内にまとめる。一度に出せるのは4束まで
  • 福岡県北九州市:太さ10cm以内の枝を、長さ1m・重さ10kg以内の束にし、指定袋を貼って一般ごみの日に出す

同じ「剪定枝」でも、目黒区なら50cm、北九州市なら1mと、切りそろえる長さが倍違います。まずは住んでいる市区町村の公式サイトで「剪定枝」「枝」と検索し、長さ・太さ・1回に出せる量の3点を確認しましょう。

量が多いと、出し切るまでに何週間もかかる

燃えるごみで出すときに困るのは、費用よりも回数です。実は私自身、伸びた庭木をたまに自分で切っているのですが、1回切るとごみ袋5〜10袋分の枝が出ます。住んでいる地域では一度に出せるのが2袋までで、普段の家庭ごみも出すため、枝に使えるのは1袋だけ。全部出し切るまでに何週間もかかり、そのあいだ枝の袋を置いておく場所にも困りました。

切ったばかりの枝は先が尖っていて、袋に詰めると内側から破れることもあります。私は袋の内側に段ボールを入れて、枝が直接当たらないようにして詰めていました。束ねて出せる自治体なら、袋に入れずにひもで縛るほうが破れる心配がありません。

もう一つ大変なのが、太い枝の切り直しです。袋に入る長さにするため、太い枝はのこぎりで小さく切っていましたが、剪定のあとにもう一度これをやるのが本当に疲れます。年に何度も剪定する家や、太い枝が多い木がある家では、次の自治体回収・粉砕機・業者のどれかを検討したほうが楽になります。

量が多いなら自治体の回収・持ち込みを調べる

剪定枝を資源として回収している自治体では、燃えるごみより多くの量をまとめて出せます。

  • 宮城県仙台市:家庭で剪定した枝や幹を無料で戸別収集・自己搬入で受け付けています(通年)。対象は直径おおむね1cm以上の枝で、葉が付いていても出せます。
  • 鹿児島市:直径15cm以内・長さ100cm以内の剪定枝を、無料で家まで取りに来る戸別収集があります。剪定枝はごみステーションには出せません。
  • 北九州市:一般ごみに出せない樹木は、工場へ自分で持ち込めます。手数料は10kgあたり100円です。

注意したいのは、業者が剪定した枝は対象外としている自治体があることです(仙台市・鹿児島市)。家庭向けの回収は「自分で切った枝」が前提なので、業者に剪定を頼む場合は、処分まで含めて見積もりを取りましょう。

持ち込みの場合は、枝を運ぶ車が必要です。ホームセンターの無料の軽トラ貸し出しは、その店で買った商品を運ぶためのものなので、剪定枝の運搬には使えません。

毎年まとまった量が出るなら粉砕機で量を減らす

粉砕機(ガーデンシュレッダー)で枝をチップにすると、かさが大きく減ります。袋に入る量が増えるので、出す回数を減らせます。チップは庭にまいて雑草よけに使うこともできます。

ホームセンターで借りる

コメリでは、ガーデンシュレッダー 100Vを1日1,180円で借りられます。粉砕できるのは太さ25mmまでの枝です。

  • 借りられるのはコメリカード会員のみ(受付には本人のコメリカードと運転免許証が必要)
  • 1回の予約で最大7日まで
  • レンタルを行っている店舗は限られ、東京都・神奈川県・大阪府・兵庫県などには実施店舗がない(2026年10月確認)

出典:コメリ公式 電動工具・機械レンタルサービス(2026年10月確認)

借り方や実施店舗の調べ方は、コメリの粉砕機(ガーデンシュレッダー)レンタルの記事で詳しくまとめています。カインズで探している方はカインズの粉砕機レンタルの記事、エンジン式の大きな機械が必要な方はコメリのウッドチッパーレンタルの記事もあわせてご覧ください。

自治体の粉砕機を借りる

粉砕機を無料で貸し出している自治体もあります。鹿児島市では、個人に剪定枝粉砕機を無料で貸し出していて、貸出期間は最長5日間、粉砕できる枝の太さは30mmまでです。愛知県みよし市なども貸出事業を行っています。「市区町村名 剪定枝 粉砕機 貸出」で検索すると、自分の地域に制度があるか確認できます。

粉砕機が向かないケース

家庭用の粉砕機は、太さ25〜30mmを超える枝は入れられません。太い枝が多いと、結局のこぎりで切る作業が残ります。また、電動の粉砕機は作業中の音が大きいので、住宅が密集している場所では時間帯に気をつかいます。枝が太い、量が多すぎて粉砕だけで何時間もかかる、という場合は業者に頼むほうが早く終わります。

太い枝や高い木なら、剪定から処分まで業者に頼む

業者に頼む一番のメリットは、剪定・切り直し・運搬・処分をまとめて任せられることです。ミツモアの成約データでは、高さ2〜3mの立ち木の剪定は1本あたり平均2,983円、剪定で出た枝葉のゴミ回収は1本あたり平均993円でした。2〜5本まとめて頼むと1本あたり平均10%安くなっています。

出典:ミツモア 庭木剪定の料金相場

ゴミ回収が料金に含まれる業者もあれば、別料金の業者もあります。見積もりでは「切った枝の処分まで含むか」を必ず確認しましょう。

はしごに登る作業がある場合は、費用だけでなく安全面でも業者が有利です。私は伸びた枝を切るためにはしごを買いましたが、使うのは年に1回あるかどうかで、ふだんは置き場所に困っています。はしごの購入代と、高い所で作業する危なさを考えると、年1回程度の剪定なら業者に任せたほうが結果的に安く済んだと感じています。

伐採グループは、剪定・伐採・抜根から、切った木の処分まで受け付けている業者です。全国47都道府県が対応エリアで、出張見積もりは無料。木1本から頼めて、料金は剪定・伐採とも作業45分で1,000円から、最低料金は総額3,000円からです。最初に出した見積もり金額から追加費用はかからないと案内していて、立ち会いなしの作業にも対応しています(エリア・加盟店による)。

出典:伐採グループ 公式サイト(2026年10月確認。遠方は出張費、作業が難しい場合は別料金になることがあります)

剪定から切った枝の処分まで、まとめて見積もるなら

伐採グループをチェックする

※全国対応・出張見積無料。木1本から頼める(最低料金3,000円〜)

見積もりを2社で比べたい場合は、伐採110番も候補になります。

伐採110番は、木1本からの伐採・剪定を受け付けている業者紹介サービスです。全国47都道府県が対応エリアで、現地調査と見積もりは原則無料、見積もりに納得しなければ作業は行わないと案内しています。伐採の料金は1本8,200円(税込)からで、木の高さ・幹の太さ・作業の難しさで決まります。

出典:伐採110番 公式サイト(2026年10月確認。エリアや加盟店によっては調査・見積もりが有料になる場合あり)

もう1社と比べて見積もるなら

伐採110番をチェックする

※木1本から依頼でき、見積もりを見てから頼むか決められる

不用品回収業者に頼むときは許可を確認する

家庭から出たごみを回収するには、市区町村の「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要です。「産業廃棄物収集運搬業許可」や「古物商許可」だけをうたって家庭の不用品を回収するのは無許可業者だと、山形県が注意を呼びかけています。枝の回収を頼むときは、業者のサイトや見積もりで許可の種類を確認しましょう。

どの方法を選ぶか

こんな場合 合う方法
年1回程度で、2〜3回のごみの日に出し切れる量 燃えるごみ
一度にたくさん出るが、自分で切った枝で太さも基準内 自治体の回収・持ち込み
毎年たくさん出て、太さ25mmまでの細い枝が中心 粉砕機(自治体の貸出 → なければホームセンター)
太い枝が多い、はしご作業がある、切り直す時間がない 業者(剪定から処分まで)

迷ったら、まず自分の市区町村の剪定枝の出し方を調べてください。無料の回収や粉砕機の貸出があれば、それが一番安く済みます。どちらもない地域で、量が多い・枝が太いなら、業者の見積もりを取って、ごみに出す手間と比べてみましょう。

よくある質問

剪定した枝は燃えるごみで出せますか?

多くの自治体で出せますが、長さ・太さ・1回に出せる量に決まりがあります。たとえば目黒区は長さ50cmくらい・直径30cm以内の束を4束まで、北九州市は太さ10cm以内・長さ1m・10kg以内の束です。自治体の公式サイトで確認してください。

剪定枝を無料で引き取ってもらう方法はありますか?

自治体によっては無料の回収があります。仙台市は家庭の剪定枝を無料で戸別収集・自己搬入で受け付け、鹿児島市も無料の戸別収集を行っています。ただし、業者が剪定した枝は対象外です。

粉砕機はどこで借りられますか?

コメリでは太さ25mmまでの枝に使えるガーデンシュレッダーを1日1,180円で借りられます(コメリカード会員限定・実施店舗のみ)。鹿児島市のように無料で貸し出している自治体もあります。

出典